愛知県愛西市にある創建460年を超える寺院が、国税を滞納して墓地や本堂などを差し押さえられていたことが分かりました。

公売にかけられて6月上旬に売却される予定でしたが新型コロナウイルスの影響で延期されています。

差し押さえを受けているのは、1556年に創建されたという久宝寺
同寺は2017年に名古屋国税局の税務調査を受け、住職が寺の資金約7千万円を私的な投資に流用していたとして、
約5千万円について源泉徴収漏れを認定され、重加算税を含む追徴課税を受けました。

その後、寺は一部を納付したものの、数百万円が納付されなかったそうです。
そのため国税局は、寺の墓地を含む境内の土地(約2700平方メートル)や本堂、書院、庫裏、車庫などを差し押さえました。

国税徴収法75条では、差し押さえできない財産として「礼拝または祭祀に直接供するため欠くことができない財産」に当たる神体、仏具などを挙げています。
そのため同寺についても神体や仏具は差し押さえられなかった一方で、
直接仏事に必要ではないとされる本堂や墓地などが差し押さえられたとみられます。

<情報提供:エヌピー通信社>