お客様からの質問やお問い合わせの多い事柄について、なるべくわかりやすく回答していきます。ポイント:経費はかなり広い!だからあえて私的な支出と分けると効果的かもQ.執筆業(ライター)、漫画家などの経費について教えてください。A.個人の場合で一定規模があれば確定申告が必要です。また、経費についてはかなりの広く認められる可能性があります。きちんと記録(どう仕事に関係するか)や証拠(レシート)の保存をしておくことやあえて私的なものをきちんと除くことが効果的です。解説一定規模の場合には確定申告が必要です。確定申告については別記事でご紹介します。無から有を創り出すこれらの業種の方については、かなり広く経費に認めらえる可能性があると考えられます。具体的には、アシスタントに外注する外注費、執筆の参考になる物、参考になる場所への旅費、業務に専念するためのホテル代などのほか、以下のようなものも該当すると考えられます。例えば大阪に住んでいる小説家が、次回は港を舞台にした小説を書くために横浜周辺のホテルに泊まったり、食事をしたりする、仙台に住んでいる漫画家が下町を舞台にした漫画を描くために大田区蒲田に取材旅行に行く、など考えられます。ほかにも、書籍や他の著者の漫画、ゲーム、ジオラマ、ラジコン、といった一般的には趣味娯楽とされるものも認めらえる余地があると考えられます。 じゃあなんでも経費として認められるか「可能性の話になるなら何でもかんでもいいのか」となってしまいます。しかし、プライベートが0%の人間なんていません(多分)。そのため、飲食代でもすべて経費として処理するのではなく、あえてきちんと「この日は単に食事をしただけだから経費にしない」「この日のお店は自分でなく相手が決めたから経費にしない」など、「何かしらの基準をもって、あえて自分からプライベート部分を除く」というようにしたほうが、それ以外の経費性を主張するのに役立つと思います。